自由な働き方とは? 正社員やフリーランスで自由に働く方法を紹介

「自由な働き方」とは、具体的にどのような働き方なのでしょうか。

本記事では、実際に働いている人を対象に実施したアンケート結果や、自由な働き方を実現するためにやるべきことについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

自由な働き方とは

自由な働き方とは、労働に関する様々な条件を、自分の意思で選択できる働き方です。

働く場所や時間に縛られず、自分の好きなことや得意なことを仕事にできると、仕事とプライベートの調和が取りやすくなります。仕事によるストレスを軽減でき、人生の充実感も高められるでしょう。

ただし、目的なくダラダラと働くことは自由な働き方とは言えないでしょう。働くことに主体的に取り組み、自分の生活スタイルに合わせてキャリアを築ける働き方こそが、自由な働き方だと考えられます。

自由な働き方の例

自由な働き方とはどのようなものなのか、下記具体例を紹介します。

 

  • 働く場所が自由
  • 働く時間が自由
  • 仕事内容が自由
  • 服装や髪型が自由

1つずつ詳しく見ていきましょう。

働く場所が自由

「働く場所が自由」とは、働く場所を自分で選べる働き方です。

オフィス勤務のように働く場所に制約がある場合、通勤に時間を費やす必要があり、満員電車や長時間移動は大きなストレスの原因と言われています。

働く場所を自由に選択できる最大のメリットは、通勤にかかる時間を有意義に使えるようになり、プライベートな時間の融通も利きやすくなることです。通勤に伴うストレスから解放されることで、仕事のパフォーマンスも大きく変化するでしょう。

エンジニアやデザイナーなど、パソコンでできる仕事は、働く場所が自由な職業といえます。また、企業のテレワーク導入により、働く場所を自由に選択できるようになってきています。

働く時間が自由

「働く時間が自由」とは、働く時間帯を自由に選択できる働き方です。

就業時間に従う働き方は、仕事に合わせてプライベートを調整する必要があります。

一方、働く時間が自由な働き方は、勤務時間を自分でコントロールできます。子育てや介護と仕事を両立させたり、プライベートを充実させたりなど、ワークライフバランスが取りやすくなるでしょう。

比較的働く時間が自由な雇用形態として、シフトをある程度自由に決められるパートやアルバイト、業務委託契約などがあります。あらかじめ定められた総労働時間内で、始業・就業時間を自由に設定できるフレックスタイム制も、働く時間が自由な働き方の一つです。

仕事内容が自由

「仕事内容が自由」とは、自分の裁量で仕事内容を決められる働き方です。

例えば、仕事内容や進め方、スケジュールなど、自らの意思で決定できる余地がある場合などが該当します。会社や上司の指示に従う働き方に比べ、新しい仕事に挑戦しやすく、幅広い経験を積むこともできます。

仕事内容を自由に決められる職種として、営業職、研究開発職、コンサルタント職などが挙げられます。また、成果主義の外資系企業やベンチャー企業の方が、一人ひとりに与えられる裁量権は大きい傾向があります。

服装や髪型が自由

「服装や髪型が自由」とは、勤務時の服装や髪型に規制のない働き方です。

企業イメージを守るためや業務上の安全性を保つため、就業規則で服装や髪型を定めている企業は少なくないでしょう。あまりに厳しいルールはストレスとなり、仕事に対するモチベーションの低下につながりかねません。

一方、服装や髪型にルールがない場合、個性を尊重されていることを実感でき、仕事に対するモチベーションも向上するでしょう。

事務職や開発職などの内勤職、コールセンターのオペレーターやアパレル販売員などは、服装や髪型の自由度が高い仕事といえるでしょう。

ただし、服装や髪形が自由な働き方を進める上では、労働時間や機密保持、そして生産性を落とさずに働くという自律意識も必要になります。自由の裏側には責任が生じることも忘れてはいけないでしょう。

実際に働く人は「自由な働き方」についてどう考えている?

実際に働く人は、「自由な働き方」についてどう考えているのでしょうか。

実際に働く20〜50代の男女を対象に「自由な働き方」に関するアンケートを実施しました。アンケートの項目は以下の通りです。

  • 「自由な働き方」と聞いて、どのような働き方をイメージするか
  • 今の働き方は「自由な働き方」であるか
  • 将来、「自由な働き方」を手に入れたいと思うか

アンケート結果と合わせて、回答者の意見もご紹介します。

「自由な働き方」と聞いて、どのような働き方をイメージするか

自由な働き方のイメージに関するアンケートは、以下のような回答結果となりました。

 

 回答

 割合

働く時間が自由

40.8%

働く場所が自由

32.1%

仕事内容が自由

13.3%

服装や髪型が自由

12.8%

その他

1.0%


「その他」の回答としては、「雇用形態が自由」(40代男性・正社員)、「報酬金額が個別に異なっている」(30代女性・正社員)、「人間関係の悩みがない」(50代・男性自営業・フリーランス)などがあり、自由な働き方の捉え方は人によって異なることが分かります。

今の働き方は「自由な働き方」であるか

今の働き方は「自由な働き方」であるかの質問に対する回答は以下の結果となりました。

 

回答

割合

いいえ

35.6%

どちらかと言うとはい

27.7%

どちらかと言うといいえ

21.8%

はい

14.9%

 

「いいえ」(35.6%)、「どちらかと言うといいえ」(21.8%)という回答結果から、半数以上の人が今の働き方は自由ではないと感じていることが明らかとなりました。

「時間も場所も仕事内容も決まっている」(30代女性正社員)、「スーツを必ず着用しなくてはならず、髪型も規定がある」(20代男性正社員)などの回答があり、定められた規則に従う働き方は、自由な働き方ではないと感じている人が多いようです。

一方、「はい」(14.9%)、「どちらかと言うとはい」(27.7%)と、今の働き方が自由な働き方であると感じている人も約4割います。

「在宅で仕事ができ、ある程度時間の調整も可能」(20代女性自営業・フリーランス)、「家庭に重きを置きながら働くことができている」(50代男性自営業・フリーランス)などの回答から、自営業やフリーランスは自由な働き方を実現しやすいことが見て取れます。

一方、「テレワークが導入されていて、在宅勤務と出勤を選択することができる」(40代男性正社員)、「シフトに合わせて自由に働くことができる」(30代女性正社員)といった回答もありました。

テレワークの導入やシフト制など、働く時間や場所の選択肢がある場合は、正社員でも自由な働き方を実感しているようです。

将来、「自由な働き方」を手に入れたいと思うか

将来、自由な働き方を手に入れたいと思うかという質問には、以下のような結果となりました。

 

回答

割合

はい

61.0%

どちらかと言うとはい

28.0%

どちらかと言うといいえ

9.0%

いいえ

2.0%

 

「はい」(61.0%)と「どちらかと言うとはい」(28.0%)の回答を合わせると、約9割もの人が自由な働き方を望んでいます。

なお、「自由な働き方を手に入れるために現在取り組んでいることはあるか」という質問への回答結果は、「いいえ」(38.3%)、「どちらかと言うといいえ」(26.7%)、「どちらかと言うとはい」(16.7%)、「はい」(18.3%)となりました。

「副業をしてスキルを高めている」(30代男性正社員)、「就職活動をしている」(20代女性正社員)など、自由な働き方の実現に向けた取り組みを始めている人がいるものの、いまだ多くの人が行動に移せずにいるのが現状です。

自由な働き方を実現するためにやるべきこと

自由な働き方は、フリーランスや起業家だけに限らず、企業に所属している会社員でも実現可能です。ここでは、自由な働き方を実現するためにやるべきこととして、以下の4つについて解説します。

  • 求める自由をイメージする
  • 自分のスキルや経験を整理する
  • 人生プラン・キャリアプランを立てる
  • 業界や職種について十分に調べる


それぞれの取り組み方について見ていきましょう。

求める自由をイメージする

まずは、自分自身が求める自由な働き方とは、どのようなものなのかをイメージしてみましょう。

時間や場所に制限のない働き方を自由と感じる人もいれば、好きなファッションで働けることに自由を感じる人もいます。

求める自由な働き方や条件をリストアップし優先順位をつけることで、どのようなスタイルの自由な働き方を望むのかが明確になります。

自分のスキルや経験を整理する

自分のスキルや経験を整理し、自分が求める自由な働き方に足りないスキルや経験があれば、補う方法を考えましょう。

手に職をつけたり、資格を取得したりすることは、自由な働き方を実現するために役立ちます。取得した技術や資格は、常に向上するための努力を怠らず、アップデートし続けることも大切です。

人生プラン・キャリアプランを立てる

自由な働き方を実現するためには、人生プランやキャリアプランを立て、計画的に進めることが大切です。

後先考えずに転職や起業をする働き方はおすすめできません。準備や計画不足での決断は後悔につながり、結果として自由な働き方から遠のく可能性もあります。

「5年後にどのような仕事をしたいか」「10年後にはどのような人生を歩んでいたいか」など、長期的な視野を持ち、計画的に行動することで、自由な働き方が実現できます。

業界や職種について十分に調べる

自分が目指すべき働き方が明確となったら、業界や職種について情報収集を行いましょう。自由度の高さだけでなく、業界全体の成長度合いや将来性、平均年収、キャリアパスについてもリサーチすることが重要です。

フリーランスや起業などの働き方は自由度が高い一方、金銭面が不安定になりやすいリスクを伴います。リスクを最小限に抑えるためにも、長く続けられるか、求める収入が確保できるかなど十分な下調べを行いましょう。

キャリアプランを立てて自由な働き方を実現しよう

自由な働き方とは、場所や時間、仕事内容などを、自分の意思で決定できる働き方です。

自由な働き方を実現できれば、 仕事とプライベートの両立が可能です。仕事とプライベートのどちらも充実させることで、相乗効果による好循環が生まれ、人生の幸福度も増していくでしょう。

まずは、自分が求める自由な働き方を明確化した上でキャリアプランを立て、自由な働き方の実現を目指しましょう。

 

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